症例集
ウニクス秩父歯科で治療を受けられた患者様の症例集です。
歯周病その5(初期治療)
それでは、歯周病の治療について説明します。
前回お話ししたように、歯周病の検査を行うと、歯周病は、歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎のだいたい4つの段階に分かれます。(もちろんこれは便宜的に分けているだけです)
歯周病の段階によって治療が異なるためこのことは、覚えておいてください。
・歯周病の治療
歯周病の治療を一言で言うと歯周病は歯についた細菌によっておこるため、治療はその細菌を除去していくということです。
上記したような歯周病のレベルの違いによって除去の仕方が異なるということです。
1、初期治療
ブラッシング(歯磨き)のトレーニングをしたり、自分では取り除けない汚れを専用の器具を使用し除去します。
歯磨きのトレーニング
日々の汚れをしっかりと除去できるようにブラッシングのトレーニングを行います。
専用の器具を使用しての汚れ取り
歯肉の上の見えている汚れを除去します
歯肉炎や軽度の歯周病の患者さんは、これで治療はおしまいです。あとは、定期的な健診で状態を管理していくことになります。
中等度や重度の患者さんは、これだけでは汚れが取りきれないためさらに治療が必要となります。
歯ぐきの下の深い場所の汚れ取り
歯ぐきの奥の汚れを取ります。
この治療までを初期治療といい、これで汚れを取り切れれば、治療はおしまいになり定期的な健診となります。
さらに汚れが残ってしまうような重度な歯周病の患者さんは、この後さらに歯周外科という治療に進むか、症状が安定している場合は、経過を見ていくようになる場合もあります。患者さんの要望もふまえて相談して決めていくようになります。
次回は、歯周外科について説明します。
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