症例集
ウニクス秩父歯科で治療を受けられた患者様の症例集です。
歯周病 症例
重度の歯周病の患者さんが来院されました。20代の男性の方です。
最初の時の写真です。
この方は、糖尿病で全身的に免疫力が低下してしまっており歯周病が重症化してしまったのです。
徹底的に糖尿病のコントロールと歯周病の治療を行い、前歯にはインプラント治療を行いました
治療後の写真です。
同じ患者さんとは思えないくらいきれいになりました。
この状態を維持できるように定期的にメンテナンスをしていく必要があります。
顎関節症3
前回までは顎関節の構造と動きについて説明しました。今回は、なぜあごの関節に痛みが出たり、口が飽きずらくなったりするのか(顎関節症の原因)を説明したいと思います。
顎関節症の原因は、5種類に分類されています。
1、口を開け閉めするのに使われている筋肉の障害
2、あごの関節の周りにある靭帯の障害
3、あごの関節に付属している、緩衝材(顎関節の構造で説明している)の障害
4、あごの関節(骨)の変形による障害
5、その他
顎関節症の約半数以上が、3、の関節の緩衝材の障害です。緩衝材の構造は、顎関節症1、2を参考にしてください。
通常、口を開け閉めすると、緩衝材は、その動きに伴ってスムーズに移動します。しかし何かしらの原因で下の図のように、この緩衝材の動きがスムーズで無くなったり、途中で動かなくなってしまったり、関節からずれた位置に行ってしまうことで、あごがカクカクなったり、口が開けずらい、あごが痛いなどの症状が出ているのです。
あごの関節がずれてしまっている図、(口を閉じている状態)
口をあけようとしても緩衝材に引っかかってしまい開けられなかったり、さらに開けると「
カク!」と音が鳴って口が開きます。
これを繰り返していると緩衝材に炎症が起こって、あごが痛くなってしまいます。
これが顎関節症の最も多い原因の1つです。
次回は治療について説明します。
前歯の審美治療
患者さんは、前歯の見た目を気にされて来院されました。
前歯に隙間があり、かぶせ物もしっかりフィットしていない状態でした。
前歯は、メタルボンドというセラミックのかぶせ物に変え、全体的にみて自然な感じになるようにしました。
術前 術後
顎関節症2
前回はあごの関節の構造について説明しましたが、今回は、顎関節(あごの関節)の動き方について説明します。
顎関節の動き方で特徴的なのは、手や足の関節と違い、お口を大きく開けた時に、関節が外れる(完全にではないが)というところです。
下の図のようにお口を少し開けた時は、くぼみの中に関節が収まっているのですが、大きく開けた時に、くぼみの前の方に関節がすれるのです。
注目してもらいたいのは、このようにお口を大きくあくとあごの関節はくぼみから一度外れ前の方に出てくるのです。これがあごの関節の特徴的な動き方です。
これであごの関節の構造、動き方が分かったと思います。
次回は、顎関節症(あごがカクカクなったり、口が開けずらくなる)の原因についてご説明します。