光殺菌治療
光殺菌治療についてご紹介します。
光殺菌治療について
光殺菌治療とは
歯周病は、デンタルプラークに含まれる歯周病原因菌によって引き起こされる疾患です。病状の進行に伴って歯を支える骨が失われ、最終的には歯の喪失に繋がります。
重度の歯周病になると歯周ポケットが深くなってしまい治療が困難になってしまいます。
そこで東北大学では重度の歯周病を効率的に治療するために、消毒薬として用いられる3%過酸化水素に対して青色の光を照射することで発生するラジカルを応用した殺菌法を考案し、臨床研究推進センターの支援の下、ラジカル殺菌歯周病治療器を開発しました。
光殺菌治療は、痛みも副作用もなく、患者様の身体への負担も少なく、歯や口腔内の細菌を簡単に殺菌できる治療法です。
光殺菌治療の活用
感染部分に光感受性物質を注入し、特定の波長の光を照射することで殺菌する治療法です。
歯科での光殺菌治療
歯科では数年前から欧米を中心に行われています。
どのような治療に有効?
歯周病、歯肉炎、根幹治療、インプラント周囲炎、ヘルペス、インプラントの定期検診、など、細菌が引き起こす様々な歯の病気の治療に有効です。
光殺菌治療のメカニズム
光感受性物質(リボフラビン)とは?
リボフラビン(Riboflavin)はビタミンB2、ラクトフラビンとも呼ばれ水溶性のビタミンです。味噌、粉ミルク等の食品にも使われている物なので体への負担が全くありません。このリボフラビンに光をあてることで、「活性酸素」が大量に発生し、細菌を破壊して強い殺菌効果を発揮します。
光殺菌治療の手順
光殺菌のメリット
•治療に痛みがありません
•あらゆる細菌に効果を示します
•抗生物質を使わないため、薬に対する耐性菌が発生しません
•副作用がなく、繰り返し治療に使用できます
ページのトップへ